みなさん、こんにちは!データ派競馬予想家の佐伯はるかです🏇✨

「あれ?いつもは堅実な騎乗をするのに、なんでこのレースではあんな無謀な差し出しをしたんだろう…」

このような疑問、持ったことありませんか?

私も最初は純粋にデータだけで競馬予想をしていました。

でも、どんなに精緻な分析をしても、予想がハズレる日々…。

そんな時、ふと気づいたんです。

データに表れない「ジョッキーの心理状態」が、レース結果を大きく左右しているのではないか?と。

私がデータアナリストからライターに転身した理由の一つが、この「数字だけでは捉えきれない要素」への興味だったんです。

今日は、AIやデータ分析では簡単に数値化できない「ジョッキーのメンタル面」に焦点を当てて、新たな予想アプローチをご紹介します。

これまでのデータ分析に「心理読解」という新たな視点を加えることで、あなたの予想精度がグッと上がるかもしれませんよ👍

ジョッキーのメンタルがもたらす影響

昨年のG1レース、注目の若手ジョッキーAが最終コーナーで思わぬ判断ミスをして敗退。

翌週のレースでは別の馬で見事に巻き返し優勝。

この違いは一体何だったのでしょうか?

実はこの2週間の間に、ジョッキーA本人のSNSで「プレッシャーに押しつぶされそうだった」「自分を取り戻せた」という投稿があったんです。

こうした心理面の変化が、データには表れない「勝負の分かれ目」になることは少なくありません。

具体的な事例を見ながら、ジョッキーのメンタル面がレースに与える影響を掘り下げていきましょう!

試合前のプレッシャーとモチベーション

「絶対に勝たなければならない」というプレッシャーは、ジョッキーの判断力を鈍らせることがあります。

特に若手騎手がG1初挑戦の時や、ベテラン騎手が引退レースに臨む時など、通常とは違う精神状態になりやすいんです。

私が注目したデータによると、G1初騎乗の騎手の勝率は通常時の約60%程度に低下します。

一方で「最近成績が振るわず、起死回生の一発が欲しい」など、強いモチベーションを持っているジョッキーは、普段以上の騎乗を見せることも。

例えば昨年の有馬記念、ベテランジョッキーBは4カ月間勝利から遠ざかっていましたが、「ここで結果を出さなければ」という強い思いが奇跡の逃げ切り勝ちを生み出しました。

「あのレースは自分の騎手人生を賭けた気持ちだった」(ジョッキーB・インタビューより)

このように、数字だけでは測れない「覚悟」や「決意」がレース結果を左右することがあるんです。

レース中の判断力と集中力

スタートからゴールまでの約2分間、ジョッキーは常に状況判断を迫られています。

特に最終コーナーからの直線勝負では、一瞬の判断がすべてを決めることも。

私がデータ分析した結果、以下のような傾向が見られました:

  • 連敗中のジョッキーは最終直線で「焦り」からムチの使用回数が平均20%増加
  • 重賞初勝利を挙げた翌週のレースでは「緊張感の緩み」から集中力低下が見られる
  • 海外遠征から帰国後初戦は「時差ボケ」などから判断ミスが約1.5倍に増加

具体例を挙げると、昨年の東京新聞杯。

最終コーナーで先頭だったジョッキーCが内側からの追い込みに気を取られ、外から差してきた伏兵に勝利を奪われました。

レース後のインタビューで「内ばかり気にして外を警戒していなかった」と語っていましたが、これはまさに集中力の配分ミスによる敗北です。

こうした「レース中の心理状態」を予想に取り入れることで、データだけでは見えなかった勝敗の要因が見えてきます。

数値データからは見えない心理情報をどう捉えるか

私たち予想家がよく活用するのは、タイム・上がり3F・馬体重などの数値データですよね。

でも、ジョッキーのメンタル面はどうやって把握すれば良いのでしょうか?

ここからは、私が実際に使っている「心理情報の収集・分析方法」をご紹介します!

ジョッキー心理分析の流れ

騎手コメント・SNS・メディア情報の活用

まず最も基本的なのが、レース前後の騎手コメントやインタビュー内容のチェックです。

ただし、公式コメントはどうしても建前になりがちなので、以下のポイントに注目します:

1. 言葉の選び方と表情のギャップ

  • 「勝てると思います」と言いながら目が泳いでいる
  • 「難しいレースになる」と言いながら自信に満ちた表情をしている

2. いつもと違う発言パターン

  • 普段は控えめなジョッキーが強気の発言
  • 自信家タイプが急に謙虚なコメント

次に、TwitterやInstagramなどのSNSチェック。

プロの騎手でもプライベートのSNSで本音をつぶやくことがあります。

例えば「今日は家族で食事」という何気ない投稿が「精神的に安定している」サインだったり、「なかなか寝付けない」という投稿が「緊張している」ことを示唆していたり。

日頃からジョッキーのSNSをフォローしておくと、こうした微妙な変化に気づけるようになりますよ😉

レース傾向とパフォーマンスの乖離をチェック

データアナリストとしての私の得意技がこれ!

過去の騎乗パターンと現在のパフォーマンスを比較して「乖離」を探るんです。

具体的には:

  1. 各ジョッキーの「通常時の騎乗パターン」をデータ化
  • コース取りの傾向(内・中・外)
  • ペース配分の特徴
  • 得意な脚質・距離
  1. 最近の騎乗と比較して「違和感」がある部分を抽出
  • いつもは我慢強いのに、早めに仕掛けている
  • 得意の差し脚質なのに、逃げに出ている
  • 内回りが得意なのに、大外を回っている

この「違和感」こそが、メンタル面の変化を示唆しているケースが多いんです。

例えば、通常は控えめな作戦の騎手Dが、重賞で突然積極的な騎乗をした場合。

データだけ見れば「いつもと違う作戦でミス」と判断されますが、実はチーム内で「思い切った作戦」を選択したという裏事情があったりします。

心理状態変化の兆候チェックリスト

  • 近親者・関係者の重要イベント(結婚、出産、病気など)
  • 契約や所属に関する変更・交渉時期
  • 連勝・連敗などの極端な成績変化
  • メディアでの批判や称賛の増加
  • 海外遠征や長期遠征からの帰還直後

これらの要素をチェックすることで、データには表れないジョッキーのメンタル変化を推測できます。

データ分析×メンタル要素の具体的アプローチ

ここからが本題!

私が実践している「データ分析」と「メンタル要素」を組み合わせた予想法をご紹介します。

基本的な考え方は、従来のデータ分析に「心理的要素」という新たな変数を加えるということ。

これにより、AI予測モデルでは捉えきれない「人間らしさ」を予想に取り入れることができるんです。

「心理シグナル」の独自指標化

私は「ジョッキーの心理状態」を数値化するために、独自の「心理シグナル指標」を開発しました。

これは完全な科学ではなく、半分は感覚的なものですが、予想の精度を上げるのに役立っています。

メンタルスコアリング方法:

  1. ベースラインの設定
  • 各ジョッキーの「平常時」の状態を10点とする
  1. プラス要因(+1〜+5点)
  • 直近の好成績による自信
  • 得意な馬場・コースでの騎乗
  • SNSや発言から読み取れる前向きな姿勢
  • チームからの強い信頼
  • 過去に同条件で好成績
  1. マイナス要因(-1〜-5点)
  • 極度のプレッシャー(G1初騎乗など)
  • 連敗による自信喪失
  • 騎乗数の急激な増加による疲労
  • 批判的メディア報道
  • 騎乗馬との相性の悪さ

これらを総合して「メンタルスコア」を算出し、通常の予想モデルに組み込みます。

例えば、データ分析では「勝率30%」と予測された馬が、ジョッキーのメンタルスコアが高ければ「実質勝率40%」と修正するイメージです。

この方法を使うことで、単純なデータ分析では見逃してしまう「メンタル要因による爆発力」や「精神的な脆さ」を予想に反映できるようになります。

実践:メンタル面を織り込んだレース予想

では実際の予想プロセスを見ていきましょう。

ステップ1:基本データの収集と分析

まずは従来通り、基本的なデータ分析を行います。

  • 馬の適性(距離・馬場・コース形状)
  • 血統分析と相性
  • 過去の戦績やタイム分析
  • 騎手の得意不得意傾向

こうした基本分析から、レースの「データ上の有力馬」をピックアップします。

ステップ2:メンタル要素の収集

次に、ピックアップした有力馬の騎手について、メンタル面の情報を収集します。

  • 最近のインタビューや発言内容
  • SNSの投稿や活動
  • 馬主・調教師との関係性
  • プレッシャー要因(G1初挑戦、契約更新時期など)
  • モチベーション要因(復帰後初戦、恩師の馬など)

ステップ3:総合判断とスコア修正

基本データとメンタル要素を組み合わせて、最終的な予想を立てます。

具体例:先日の〇〇記念での予想ケース

データ分析では3番人気のC馬が「上がり3F」「コース適性」などから最有力と出ました。

しかし騎手のメンタル分析では:

  • 直近3週連続の落馬による自信低下
  • SNSの更新が極端に減少
  • パドック映像での表情の硬さ

といったネガティブサインが多く見られたため、期待値を下方修正。

代わりに、データでは5番人気相当だったE馬の騎手に:

  • 地方遠征からの帰還初戦で好成績
  • SNSでの「最高の仕上がり」発言
  • 同馬主の馬で前週に重賞勝ち

というポジティブサインが見られたため、上方修正して「推し馬」としました。

結果は見事にE馬が優勝!

単純なデータだけでは見えなかった「メンタル要素」が、予想の決め手になった好例です。

まとめ

今回は「ジョッキーの心理を読む」というデータ分析では捉えきれない要素についてお話ししました。

データ分析はもちろん重要ですが、そこに「人間的な視点」を加えることで、予想の幅と深さが大きく広がります。

私自身、元データアナリストとして数字に頼りがちでしたが、フリーライターとして多くのレースを見るなかで「数字以上に心理面が大事」と実感するようになりました。

ぜひ皆さんも、次のレース予想では:

  1. 基本的なデータ分析を行う
  2. ジョッキーのメンタル面をチェックする
  3. 両方を組み合わせて最終判断する

この3ステップを試してみてください!

きっと今までとは違った視点でレースを楽しめるはずですよ。

また、さらに知識を深めたい方には、競馬セブンの口コミでも話題になっている現場主義の予想情報がおすすめです。私自身も参考にしている情報源の一つです。

私も引き続き、データと心理の両面からレースを分析していきます。

次回の更新もお楽しみに〜!🏇✨


※この記事でご紹介した「心理シグナル指標」はあくまで私個人の経験則に基づくものです。

※競馬予想は投資や勝負ではなく「エンターテイメント」として楽しみましょう。

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最終更新日 2025年6月25日 by weetso